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小児用ワクチン
任意接種(自費)
おたふく風邪ワクチン | 6,300円 |
みずぼうそう(水痘)ワクチン | 9,900円 |
B型肝炎ワクチン1回につき(合計3回接種が必要) | 7,400円 |
その他のワクチンについてはお問い合わせください。
ヒブワクチン
Hibワクチンはインフルエンザ菌による細菌性髄膜炎を予防するワクチンです。
ヒブ感染症を予防するための小児用ワクチンで、WHOの推奨もあり現在は世界100カ国以上で導入されています。
子どもの鼻やのどにいることがあり、ヒブが血液や肺の中に侵入すると、細菌性髄膜炎や敗血症・急性喉頭蓋炎・髄膜炎(脳や脊髄を包んでいる膜(髄膜)の感染症)などの深刻な病気を乳幼児に引き起こします。生後2カ月になったらなるべく早く接種しましょう。

(注)初回免疫は1歳になるまでにうけてください。
小児肺炎球菌ワクチン
小児用肺炎球菌ワクチンとは?
細菌性髄膜炎など、肺炎球菌による重い感染症を予防する、子ども用のワクチンです。
肺炎球菌が起こす病気
肺炎球菌は、多くの子どもの鼻やのどにいる、身近な菌です。
普段はおとなしくしていますが、子どもの体力や抵抗力が落ちた時など、
いつもは菌がいないところに入り込んで、いろいろな病気(感染症)を引き起こします。
- 細菌性髄膜炎
脳や脊髄をおおっている髄膜に菌が侵入して炎症を起こします。
- 菌血症
血液の中に菌が入り込むこと。
放っておくと、血液中の菌がいろいろな臓器にうつり、髄膜炎など重い病気を引き起こす心配がある。 - 肺炎
- 中耳炎
B型肝炎ワクチン
2016年10月1日より定期接種となりました
対象年齢 | 生後2カ月以上~1歳未満の乳児 |
---|---|
時期 | 1回目から4週以上あけて2回目、 1回目からは139日以上あけて3回目接種となります。 |
B型肝炎感染は、母子感染の垂直感染以外に、血液・体液(汗や涙)から感染のリスクがあります。
B型肝炎ウイルスは、小児は大人とくらべると、ウイルスが肝臓にすみつくキャリアという状態になりやすく、大人になり肝炎、肝硬変、肝がんと進むことがあります。
接種スケジュール
接種回数は、肺炎球菌ワクチンを初めて接種する月齢によって異なります。

(注)初回免疫は1歳になるまでにうけてください。
13価小児肺炎球菌ワクチンについて
肺炎球菌には多くの型があり、主要な7つの型(7価)に対してワクチンで免疫をつけておりましたが、それ以外の型の発病が増してきたことから、13個の型(13価)に対して幅広く肺炎球菌を予防することになりました。
ロタワクチン
ロタウイルス胃腸炎とは?
ほとんどの子供がかかる、ウイルス性の感染症です。冬から春先にかけて流行します。
ロタウイルスは、主に乳幼児を中心に感染し、5歳までにほとんどの子供が感染するといわれています。
感染力がとても強く、予防しにくいのも特徴です。
ロタウイルス胃腸炎の症状
代表的な症状は繰り返される嘔吐・下痢と、発熱です。症状は1週間前後続きます。下痢は、白い米の研ぎ汁のような便がみられることもあります。
ウイルスに感染後、症状が出るまでの期間は2~3日です。
接種スケジュール
接種回数は合計3回(ロタテックの場合)です。生後6周目から接種可能で、初回接種は生後14週6日までに行うことが推奨されています。
各回で、27日以上開けて接種し、3回目の接種を生後32週までに完了するようにスケジュールを組みましょう。
※ロタウイルスワクチンには2種類あります。必ず最初に受けたワクチンと同じ種類を接種してください。
四種混合ワクチン


ポリオ
ポリオは、ポリオウイルスが人の口の中に入って、腸の中で増えることで感染します。増えたポリオウイルスは、再び便の中に排せつされ、この便を介してさらに他の人に感染します。かつては小児に多発したことから「小児麻痺」ともよばれていました。
ポリオウイルスに感染しても多くの場合、病気としての明らかな症状は出ませんが、ごくまれに発病し、手や足に麻痺が現れ、その後遺症が残ることもあります。現在も確実な治療法はなく、麻痺に対するリハビリテーションなどの対症療法となります。
百日せき
百日せきに感染した人の「せき」や「くしゃみ」などで百日せき菌が飛び散り、それを吸い込むことにより感染する病気です。普通のかぜ症状で始まり、連続的にせき込むようになります。せきの後、急に息を吸い込むので、笛を吹くような音が出るのが特徴です。乳幼児が感染すると、せきで呼吸ができず、チアノーゼやけいれんを起こすことがあります。また、肺炎や脳症などの重い合併症を起こすこともあります。
ジフテリア
ジフテリアに感染した人の「せき」や「くしゃみ」などでジフテリア菌が飛び散り、それを吸い込むことにより感染する病気です。感染しても10%程度の人にしか症状が現れません。しかし、発病2~3週間後ぐらいに、菌の出す毒素により心筋炎や神経麻痺などを起こすこともあります。
破傷風
土の中に潜んでいる破傷風菌が、傷口から侵入して感染する病気です。菌の出す毒素のため、けいれんや口が開かないなどの症状が現れ、ひどい場合は死亡することもあります。破傷風菌は土の中にいるため、お子さんにとっては感染する機会が多く、予防接種をおすすめします。
MRワクチン

麻しん(はしか)ってどんな病気?

麻しんは麻しんウイルスによって起こる急性の熱性発疹性の感染症です。麻しんに感染した人の「せき」や「くしゃみ」などで麻しんウイルスが飛び散り、それを吸い込むことによって感染します。感染力は強く、ワクチン接種によって麻しんに対する免疫をあらかじめ獲得しておくことが予防の上で重要です。
麻しんウイルスの感染後、発生するまでに約10日の潜伏期があります。その後、鼻汁、せき、結膜充血、目やに等の症状と共に38℃以上の発熱がみられ、一度解熱するかに見えるものの再び高熱となり、発疹が出てきます、高熱は3~4日で解熱し、次第に発疹も消失します。(しばらく色素新着が残ります。)
主な合併症として、気管支炎、肺炎、中耳炎、脳炎などがあり、これらの重い合併症により死亡例も報告されています。
風しん(三日はしか)ってどんな病気?

風しんは風しんウイルスによって起こる急性の熱性発疹性感染症です。風しんに感染した人の「せき」や「くしゃみ」などで風しんウイルスが飛び散り、それを吸い込むことにより感染します。(感染力は麻しんと比べれば弱いといえます。)
流行年度には通常春先から初夏にかけて多くの発生が見られ、潜伏期は2~3週間、主な症状として発疹、発熱、リンパ節腫張が認められます。発疹も発熱も約3日でおさまることから「三日はしか」とも呼ばれています。
合併症として、血小板減少性紫班病、脳炎などが発生することがあります。
風しんの問題は、免疫のない妊婦が妊娠初期に罹ると、白内障、心疾患、難聴などの先天性風しん症候群をもつ赤ちゃんが生まれる可能性が高くなることです。
麻しんおよび風しんは有効な治療法がなく、ワクチン接種による予防が唯一の感染防御の方法です。
水痘ワクチン
2014年10月より水痘(みずぼうそう)定期予防接種になりました

ワクチンの接種にあたっては、医師と十分に相談してください。
対象年齢 | 標準的な接種年齢等 | 回数 |
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1歳のお誕生日と同じ日の前日から 3歳のお誕生日の前日まで |
初回:生後12カ月~15カ月に至るまで 追加:初回から3カ月以上 (標準的には6カ月)の間隔をおいて |
2回(注) |
(注):既に罹患している人は、対象外。接種履歴(任意接種を含む)がある人は、その回数を含めて2回とする。
ただし、2回の接種間隔が3カ月未満の場合は、2回の定期接種を行っているとはみなされず、あと1回の接種が可能。
水痘について
ポイント
■かゆみの強い水泡ができ、かきむしると傷口から細菌感染し、あとが残ったりします。
■発疹がかさぶたになるまでは感染力が強いので外出は控えましょう。
■1歳を過ぎたら予防接種を受けましょう
主な症状と経過日数
■発熱
■発疹(紅斑→水疱→膿疱→かさぶた)

*潜伏期間:病気に感染してから、体に症状が出るまでの期間のこと。
日本脳炎ワクチン
日本脳炎ってどんな病気?

人から人へ感染することはなく、ブタなどの動物の体内で繁殖された日本脳炎ウイルスがそのブタの刺した蚊(主にコガタアカイエカ)を媒介として人に感染する病気です。そのため、蚊の動きが活発になる夏には特に注意が必要です。
ほとんどの人は感染しても気付かない程度ですんでしまいますが、ごくまれに発病し、その発病率は100~1000人に1人程度と考えられています。
症状は、数日間の高熱、頭痛、嘔吐などに引き続き、急激に光への過敏症、意識障害(意識がなくなること)、神経系障害(脳の障害)などを生じます。
発病すると死亡したり後遺症が残ることもあります。
日本脳炎ウイルスの感染経路

日本脳炎ワクチンの接種スケジュール
1期(初回免疫)
通常、0.5mLずつを2回、1~4週間の間隔で皮下に注射する。
1期(追加免疫)
通常、初回免疫後約1年を経過した時期に、0.5mLを1回皮下に注射する。
1期3回目から6カ月以上開けて皮下に接種する。
2期
9~13歳未満に1回皮下に注射する。
【特例】
- 1995年4月2日~2007年4月1日生まれの人は、4歳以上20歳未満の間、合計4回接種できます。
(ただし、第2期に当たる4回目は9歳以上で接種してください)
【特例追加】
- 2007年4月2日~2009年10月1日生まれの人は、9~13歳未満で、1期不足回数分の接種ができます。

二種混合ワクチン
DPT・DTワクチンの定期予防接種
